国津神社の十三重塔四方仏と種子碑 津市美杉町太郎生

十三重塔の顕教四仏

鎌倉時代後期
国重要文化財

太郎生は一日かけて歩いてみたいなと思う山里です
集落の中心部にある国津神社の境内には
国の重文に指定されている十三重塔が立ちます

この塔は日神不動院から移転された塔で 軸部の四面に彫られた顕教四仏は日神墓地の阿弥陀さんととてもよく似ています

正面の西面は阿弥陀如来 舟形を彫り窪めて上品下生の定印を結ぶ阿弥陀さんを半肉彫しています

正面から見て右側の北面に彫られた釈迦如来

左側の南面の弥勒如来

裏の東面には薬師如来

阿弥陀種子碑

鎌倉時代後期
市指定文化財

十三重塔の右隣にはこのあたりでよく見られる種子碑が一基
線刻の三角の台座に蓮華座と月輪を載せて その中に阿弥陀の種子キリーク ह्रीः を薬研彫しています 不思議な独特のデザインに見えます

境内に聳え立つ樹齢800年以上と言われる大ケヤキ

参考書籍

「美杉村史下巻」P594〜597 美杉村 
「一志郡史下巻」P556 一志郡 
「三重県石造美術」P125 P281太田古朴 
「美杉の文化財」P18 美杉村教育委員会 
 「伊賀の石仏拓本集」P241 市田進一

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