室町時代〜江戸時代初期

比土蓮花寺
本堂の前の無縁塔に集められた多くの石仏
その多くが自然石の形をそのまま利用した地蔵さんです

三列に並べられた無縁墓の右手の列でひときわ目立つ地蔵さん
錫杖宝珠を持たず阿弥陀来迎印のように見えますが
左手は指先を合わせて宝珠を持つように丸めています
天正20年の銘があります

天文15年の銘が残る双仏石
右側に阿弥陀さん 左側に地蔵さん

駒形に彫り窪めた光背の中に右に阿弥陀さんと 左に地蔵さん

天文15年銘の地蔵さん やはりこちらも左手指先を丸めた阿弥陀印相です

地蔵二尊双仏 右は合掌 左は錫杖宝珠

天文二十年銘の地蔵さん

室町末から江戸初期までのものが多く残されています
自然石の形をそのままにして光背が火焔のように見えますね
すぐ隣は高瀬神社です
参考書籍
「伊賀の石仏拓本集」P123〜131 市田進一
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