広芝橋地蔵阿弥陀磨崖仏 名張市奈垣

慶長十七年(1612)

初めてここを通ったのは羽根の蓮福寺を目指して山中を彷徨っているときのことでした 県道693号線の広芝橋付近 地図を確かめるとつつじが丘の新興団地から僅か数百メートルしか離れていないのに 車一台がやっと通れるほどの狭い道 ナビは橋の手前から県道を離れて羽根に向かえと… 心細くなって車を停めて付近を見て歩いているときに街道脇の岩肌に地蔵さんと阿弥陀さんが並んでいるのをみつけました

二尊が彫られた間に慶長十七年(1612)の刻銘があります 素朴で庶民信仰の持つ強さを感じる仏さんです 

二尊の左手には小さな地蔵さんが彫られています こちらは江戸時代の追刻

参考書籍

「名張の金石文撰ー石仏•石塔編」P115 名張金石文研究会 

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