室町後期
比自山の東麓から南へ丘陵の外縁部に沿っては多くの寺院が点在しています 大野木の西福寺はそれらの寺院の最南端にあたります
境内に立つ地蔵さん
境内には五輪塔と並んで地蔵さんが立っておいでです 紀年銘はありませんが 剣頭状の蓮弁の様子から室町後期 天文の頃の造像と考えられています
顔立ちもよく残っていて 優しい表情がよくわかります
高校生の娘さんが檀家詣りをしておられると聞いたような気がしてネットで調べてみると やはりそうでした もう十年以上前のことでしょうか
六地蔵石幢
同じ境内に残る石幢 無銘ですが江戸時代のもののようです なかなか愛らしい地蔵さんです
参考書籍
「伊賀の石仏拓本集」P91 市田進一
「上野市史文化財編」P680 上野市史編さん委員会 編
コメント