江戸時代
江戸時代 老川如来と呼ばれて近在の信仰を集めた老川極楽寺 「如来さん詣り」の道には今も道標が残り往時の賑わいを彷彿とさせます
そんな老川は磨崖仏が多い場所でもあります 極楽寺境内の地蔵さんも摩崖に彫られた仏さんですが 極楽寺から少し西に進んだ旧道のT字路にも老川の延命地蔵と呼ばれる摩崖の地蔵さんが残っています
雨に打たれて地蔵さんはいつもよりも力強く目に映ります 左の地蔵さんが朱を塗ったように紅いのは 斜めに線を引いて残るノミの跡に 檜の枯れ葉だろうか細かな粉が付いているせいです
元は旧街道にあった磨崖の地蔵さんですが 県道の工事に伴って平成十八年にここに移したと傍の石碑に記されています
在所の集落への入り口の辻に当たります 地蔵さんらが引っ越して来られる前から山の神さんを祀る場所だったらしく ウツギの枝で作った鍵引きの鍵が置かれています 写真を撮ったのは1月9日ですから二日前の早朝に神事が執り行なわれたのだろうとおもいます
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