慶長三年(1598)

阿保の古い町並みを歩くのが好きです 大村神社の西参道の坂を下って 慈福寺から安楽寺辺りまで旧初瀬街道を歩くのがお決まりのコースなのですが その途中で立ち寄って挨拶していくのが三区墓地の阿弥陀さんです
伊賀地方の石仏の中では地蔵さんの数が他を圧倒していているのですが この辺りは阿弥陀講が盛んだったようで歩いていると阿弥陀さんとよく出会います
1mほどの自然石に舟形を彫り窪め その中に来迎印を結んだ阿弥陀さんが立っています 光背上部に阿弥陀の種子キリーク ह्रीःが彫られ 慶長三年(1598)の銘があります

参考書籍
「伊賀の石仏拓本集」P199 市田進一
コメント