年代不詳
岩倉の集落の南端を木津川に沿って進んでいく
この先の渓谷の山あいに向かって木津川が流れていくのを見ると
私たちのように平野部の住人にはまるで川が逆に流れているようで違和感を感じてしまいます 集落のはずれの大きな霊園を過ぎて あと少し進めば岩倉峡公園キャンプ場というところ 山手の路傍の小さな覆屋の中に一石六地蔵の石仏をみつけました 以前は磨崖にあったようです 道路の拡幅で切り出されたものだといいます
ほおずきがかざられていました
なぜ鬼灯と書きあらわすのだろう
新仏の霊を迎える盆提灯のイメージも解るのですが
鬼の灯という文字とあまりに鮮やかな橙色からは
堕胎薬として知られる酸奨根のイメージもあります
木津川の流れに沿って伸びる小道は
両側から迫る山の間に消えていきます
このままどこまでも歩いていけば
阿弥陀さんの国に続いているのだろうか
そんなことも思えてきます
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