立岩の宝篋印塔刻磨崖仏 津市美里町南長野

江戸時代
津市指定文化財

たまに津駅から「平木行き」のバスに乗ることがあります
旧伊賀街道を青山の麓まで運行している路線です
郊外をしばらく走って吹上の坂を登りきると美里に入ります
わたしはそのあたりでバスを降りてしまうのですが
バスは長野川に沿ってさらに県境を目指して走っていきます
その途中分郷というバス停があって
そこでバスを降りて少し来た道を戻ると
長野川に架かる小さな橋が見えます
立岩橋です

橋の上から川面を見下ろすと
二つの巨岩が寄りかかるようにして横たわっています
正面に見える8×6mほどの岩の中央には阿弥陀の種子 ह्रीः キリークが彫られています

どうやら河原には降りられそうにありません 
橋の上から見下ろす他にありませんが
仔細に眺めると宝篋印塔であることがわかります 地元では夫婦岩と呼ばれるようです
また立岩大明神として祀られていたようですが 
現在は北長野の長野神社に合祀され 
拝殿に立岩大明神の扁額が残されています

参考書籍

「美里村史下巻」P452 美里村 

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