室町時代
羽根安楽寺の墓地は寺からは少し離れた山中にあると聞いて 見つけられそうにないなあと半ば諦めていたのですが 不動院を訪ねた帰り道で偶然みつけることができました
墓地の入口に六地蔵さんと並んで阿弥陀さんが立っています
蓮弁の形式から永禄頃の阿弥陀さんとされます
桶狭間の合戦が永禄三年 松永久秀による東大寺炎上が永禄十年
中世末の混沌とした時代のことです
全体に摩耗が進んできてはいるますが 目鼻や衣紋の表情ははっきりと見てとれます 美しい阿弥陀さんですね
参考書籍
「伊賀の石仏拓本集」P206 市田進一
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