南北朝時代

天王下の地蔵さんの記事の中で佐那具の辺りで出会う地蔵さんのうちの何体かは寺田型地蔵を模したものではないかと書きましたが ここ浄土寺の地蔵さんもそのように思える一体です
浄土寺は伊賀市の円徳院という在所にあります 天王下からは柘植川を挟んで北側で 在所の南に柘植川が西に河合川が流れる沖積地に当たります 中世には天台別院の圓徳院という寺院が存在したようですが地内の何処に所在したかはまったくわからないようです

浄土寺の地蔵さんも輪郭を彫りくぼめた中に半肉彫りされた地蔵さんです 枠は二重の輪郭とし 反花を二重に重ねた蓮華座に錫杖を持って座っています 華麗な造作の地蔵さんです
参考書籍
「伊賀の石仏拓本集」P31 市田進一
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