天文十三年(1544)
宗安寺の墓地は「間の山」の頂付近にあります この辺りは道が狭いので自動車で訪ねることは難しくて 五十鈴川駅近くの時間貸しの駐車場に車を停めて少し歩いてみることにしました 閑静な団地を横切って歩くとほんの10分ほどで間の山の横腹に取りつく小道にでることができます この小道を登れば宗安寺の墓地です
六地蔵さんらと並んで立つ地蔵さん
清覚上人覚蔵□□□
天文十三年十二月四日
と銘が残ります
伊勢市内の在銘の地蔵さんの中では最も古い地蔵さんです
お顔が大きく豊かな体躯をしておられます 奈良柳本墓地の善教地蔵さんに似ているようにおもいます 廃仏の時期にでも災難に遭われたのか お鼻が欠けているのが痛々しい
墓地の近くに石垣に囲まれた空き地がありました 明治時代に斎宮に移転した宗安寺の跡地でしょうか
参考書籍
「伊勢市史文化財編」伊勢市 P384
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