元應二年(1320)

元応二年の銘を刻んだ光明真言碑を拝見するために 鈴鹿の神戸にでかけました
実は以前にも訪ねたの 写真も撮らせていただいたんです
なのに 帰ってカメラの蓋を開けたら SDカードが入っていなかった
老眼のせいかと しばらくやる気をなくしていたのでした

観音寺の境内に小さな覆屋があつらえてあって
光明真言碑はそこに安置されています
最上部に梵字ア字 अ の下半分が薄く大きく彫られていて
その下に光明真言が三列に彫られています
元は五輪塔板碑だったと考えられています
それはたぶん 最上部にア字が残っているからで
五輪塔の 空 風 火 水 地 に対応する五字真言が
上から ケン खां ウン हूं ラ र, ビ वि ア अ と刻まれていたのだろうとおもいます
光明真言の下には
元應ニ庚申 明本作
とあって 石工の手ではなく 僧明本さんが自分の手で刻んだものとみられます
素朴な味わいのある 良い文字ですね

光明真言は滅罪の陀羅尼といわれる
オーン 不空なる御方よ 毘盧遮那仏(大日如来)よ
wikipediaより引用
オン アボキャ ベイロシャノウ
唵 阿謨伽 尾盧左曩偉大なる印を有する御方よ 宝珠よ 蓮華よ
マカボダラ マニ ハンドマ
摩訶母捺囉 麼抳 鉢納麼
光明を 放ち給え フーン(聖音)
ジンバラ ハラバリタヤ ウン
入嚩攞 鉢囉韈哆野 吽

長くコロナ禍が続いています
墓地の六地蔵さんらも感染対策に怠りありません
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