悟真寺の光明真言碑 鈴鹿市白子本町

嘉暦四年 (1329)

鈴鹿市白子本町の悟真寺 とても大きな立派なお寺で驚きました
浄土宗の中本山格だそうで 往時には「伊賀堀」と呼ばれる百間堀が城の濠のようにお寺を囲んでいたのだといいます

鈴鹿市内には三基の光明真言碑が残っています 神戸観音寺に一基と ここ悟真寺の一基と あと神戸城跡地から見つけられたものが一基あるとおもいますが 悟真寺の光明真言碑は損傷も少なく最も完全な姿を残しています

高さ80cmほどの自然石に真言が刻まれていて板碑の体はとっていません
五行にわたって刻まれた陀羅尼の中央下部に
『 嘉暦四(1329)明本 』
とあるはずですが 写真が不味くてよくはわかりませんね

神戸観音寺の光明真言碑にも
『 元應ニ庚申 (1320) 明本作 』
とあって 明本さんという同じ名前が出てきます
すると 観音寺の九年後に 同じ明本さんが刻んだものでしょうか

墓地の方に行ってみると 六地蔵さんかと思ったら どう見ても地蔵さんではありません
え? 六観音さんか?
すると左から4体目は三面六臂の馬頭観音さんか?
その左は螺髪の様子から十一面観音さんかもしれない
右端の多臂像が千手観音さんか?
覆屋の修繕で作業をしてみえたので 長くお詣りすることはできませんでした
近日中にもう一度ゆっくりお詣りしたいとおもいます

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