室町後期〜安土桃山時代

県道赤目滝線の黄竜橋から赤目滝までの間
県道の対岸の山裾を通る赤目街道の古道がハイキング道になっています
昭和40年頃にハイキング道に改修されたそうですが
滝から離れているのと
今日はキャンプ場も休んでいるので歩く人かげも見えません

その古道脇の磨崖に刻まれた地蔵さんです
室町末から安土桃山時代の作とされています
今まで二度三度と訪ねていますが
今日ようやく見つけることができました

さっき通ってきた黄竜橋
東の青竜 南の朱雀 西の白虎 北の玄武 それら四神の中央を守る竜のことです
赤目滝は黄竜滝と呼ばれた時代もあったようです
また四十八滝と呼ぶのは 阿弥陀四十八願に因んでいるそうで
だから阿弥瀑布と呼ばれた頃もあったそうです
道教の神も浄土の仏も すべてが混淆した山の神の濃厚な気配
赤目滝は私みたいな臆病者にはなにか恐ろく感じてしまいます

どんな人が刻んだろうか
修験の行者が なんまいだんぼ なんまいだんぼ と唱えながら
刻んだろうか
※ 特養ホーム名張もみじ山荘のところで滝川を渡って 駐車場を川に沿って左手に進み 駐車場の端から階段を上がっていくとハイキング道に出ます そこから左に進んで100mほどのところです
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