年代不詳
阿保頓宮の北側の石積みに立つ阿弥陀さん
三重県の平野部の路傍にはほとんど地蔵さんの姿しかお見かけしませんが
この辺り阿保から青山羽根の辺りでは ちょくちょくお見かけしますねえ
地域の講ごとにお祀りされていたのかとおもいます
失礼して前掛けをめくってみますと
あれ?地蔵さんかな?
右肩から足元にかけて錫杖の杖部のような形が見えます
杖にしてはグニャグニャして見えますけど
それに錫杖なら右肩の上に環を通した杖頭が刻まれているはずですね
両手の様子もちょっとわかりません
螺髪の盛り上がりがあるかも なら阿弥陀さんでしょうけど
背後の森は阿保頓宮跡です
聖武天皇が藤原広嗣の乱を避けて行幸されたときの仮宮の跡で 齋王が解任され京に戻る際の頓宮もここでした
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