年代不詳
草生の比佐豆知菅原神社から経ヶ峰を目指す平尾登山道 その登山道のそばの山中に赤いベンガラを塗った地蔵さんがおいでです 五年ほど前にも来たのですが そのときは見つけることができずに きょうは二回目の訪問です
集落が途切れて平尾大谷林道の入り口にさしかかると案内板がありました ここからは林道を離れて山の中の道に入っていきます
ここから右手の山道に入っていきます 害獣除けの柵は開けて通ったらまた必ず閉めておきます
山道を10分ほど進むと左手に小さな社があります
集落からはずいぶんと離れた山の中ですが 新しい花が供えられています
数えてみるとちょうど二十体の地蔵さん ひとつだけは断裂した板碑型五輪塔のようですが
それぞれに赤いベンガラを塗られています
赤地蔵さんへの山道をそのまま辿っていくと 信長の伊勢侵攻の際に焼き討ちされた常明寺の旧境内地が残っています 赤地蔵さんがその常明寺に関連する地蔵さんらだとすると 赤地蔵さんの由来は安土桃山以前まで遡ることができそうです
地蔵さんらは折り重なっているのと 痛みのせいで見えないだけかもしれませんが 右手に錫杖を持った お決まりの定型地蔵さんが見あたりません 左端の地蔵さんは右肩から袈裟懸けに柄のようなものが見えますが 錫杖の柄の位置とは違っています 柄香炉でしょうか? 右から二番目の地蔵さんは幡を持っているようにも見えます 左奥の方には両手で胸に宝珠を抱いた地蔵さんもおいでで もしかしたら 赤地蔵さんの中の何体かは六地蔵さんかもしれません
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