年代不詳

田んぼの中に忽然と現れた石仏 二基です
網膜に焼き付くようなインパクトのある仏さんでしょ

左側の仏さんは 蓮台や光背もろともコンクリート板に埋め込まれています
痛みが激しくなって補修したようです
肉髻から左頬〜首〜胸〜腹もコンクリートで整えてあるように見えます
頭上に引かれた頭光の様子から阿弥陀んさんでしょうか
でも印相がちょっとおかしいなあ

「太一」と刻まれた常夜灯が並んでいます 伊勢神宮のマークです
青山を越えてくる伊賀地方の物資は川口で船に積んで雲出川を曳いて運んだそうですから
神宮へ運ぶ神饌や造営のための用材なども このあたりに集積されただろうとおもいます
神宮に関係する人や物の流通は多かったのではないでしょうか
右端は牛頭天王の祠 そして山神碑と並んで「社日塔」が見えています
春分と秋分に最も近い戊の日を「しゃにち」と読んで産土神を祀ったものです

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